良かったオイルランキング！

エンジンオイル編

【１】Mobile1 0W-40
言わずと知れたモービル１。このオイルは本当によかったです。あまり違いが感じられないエンジンオイルですが、そのなかでも数少ない体感できるレベルのオイルです。ただしとても高い。2000円/Lです。一般的な４L缶で8000円以上。エンジンは回りますが、価格を考えると入れる気が萎えますｗ

【２】RESPO V-TYPE 5W-40
東洋システムズのレスポシリーズ。会社が東海地方なのでその近郊か、トヨタ系列のジェームスでしかあまり見かけませんが、これも良いオイルです。ナノチタン表記のあるV-TYPE以上はとても良いですが、下位グレードは普通のオイルです。価格はこちらもモービル１より少し安い程度。ただしネットだと1100円/L程度で買えるので、自分で交換する方には価格面でもおすすめできます。

【３】カストロール EDGE 10W-30
カストロールの全合成油シリーズの最も廉価な10W-30です。
しかしサーキットにも充分に使用できますし、交換後もなかなか快調です。量販店で安売りしているときに買いました。

【４】モチュール Hi-Tech 5W-40
モチュールのエンジンオイルの中でも廉価な方です。
これ以下はどれも似たり寄ったりで差もわかりませんが、そのなかで最もまともだったのがこれです。もっと上位のグレードだとよりよい結果が得られるかもしれませんね。

【総論】
個人的にはエンジンオイルはこだわる必要はないと思います。
全合成油であったほうが動弁系などのオイルが戻らない部分の潤滑に良いので、そこは気を使った方が良いはずです。しかしそれ以上のものを求めたとしても僅かな違いですし、その違いもすぐに失われてしまいます。
信頼できる全合成油の中でも、手に入りやすい安価なものを入れることが車にも財布にも良いと思います。
ただ、たまに余裕のあるときに遊びで入れてみるのもまた楽しみの一つではあります。

ギアオイル編

【１】オメガ690 75W-90
言わずと知れたギアオイルの最高峰オメガ。魔法のオイルとまでは言えませんが、他のオイルと比べて頭ひとつ抜き出てる感じです。価格は6000円/Lですが、交換サイクルによっては入れる価値があります。チャタリング^*1も出ず、シフトフィールもよくなります。

【２】レスポ　Le mans RS 80W-120
筆者の車のギアオイルは75W-90が指定粘度ですが、サーキットでの熱ダレ対策として120という固めのギアオイルを入れたことがあります。それがこのレスポの80W-120です。サーキットでも１時間弱までなら耐えてくれます。冷間のシフトフィールも問題ありません。価格は3500円/Lなので、オメガと比べればかなり安いですが、高い部類には間違いありません。また、シフトフィールはあくまで「並」なので、シフトフィールは問題ないが熱に強くしたいという人むけでしょう。

【３】TRD FF-LSD 75W-90
TRDから出ているギアオイルです。価格は2500円/Lながらなかなかのシフトフィールを提供してくれます。ただし規格がGL-3なのでGL-4や5指定のミッションに使用できるかは謎です。GL-3規格ながらLSD対応なのでおそらく大丈夫だとは思うのですが……。昔はずっとこれを使用していました。

【４】MOTY'S M708 75W-90
新興メーカーのギアオイルです。チャタリングが出るもののシフトフィールはそこそこ良く、デフの効きも良いのが美点です。チャタリングさえ我慢出来れば悪くない選択肢でしょうが、価格が3500円/Lなので筆者の場合は選ぶ機会はありません。

【５】ワコーズ WG 75W-90
ワコーズから出ているギアオイルで、半合成か鉱物油だったと思います。あらゆる点で並ですが、安いです。ひとまずこれを入れておけば良いのでは、という手軽さを評価しました。しかしそれなら純正で良いのではとも思います。

【６】CUSCO　80W-90
LSDの老舗であるクスコからリリースされているギアオイルです。とにかくチャタリングがでないと有名ですが、筆者の場合は他のオイルでも鳴ることがないのであまり評価は高くありません。シフトフィールはあまりよろしくありません。価格は2500円/L程です。どうしてもチャタリングが出てしまう人に。

【７】BP　9112X 75W-90
大手メーカーBPの全合成油です。価格は3500円/L。ところがCUSCOと比べても違いがわかりません。それどころか、サーキットではCUSCOよりも早くダメになります。

ギアオイル総論

エンジンオイルとは反対に、ギアオイルにはこだわっても良いと思います。なぜなら、思い通りの変速ができなかったりLSDの効きが悪かったりするとタイムに大きく影響がでるからです。またギアオイルは車種ごとに相性がありますので、色々試してもっとも良いものを探してみてください。
全合成でも鉱物油でも、相性が良いオイルがトランスミッションに一番良いオイルです。「スムーズに入る＝ミッションにやさしい」です。
交換サイクルもエンジンオイルよりずっと長いので、ある程度お金を掛けても良いと思います。