レースカーはステアリングが外れたり、チルトアップしたりしますが、市販車にそれを付けてしまおうというパーツです。WorksBellから発売されているRapfix GTCというチルトアップタイプを付けました。他にはステアリングが外れるタイプもあります。
筆者のクルマは随分とモータースポーツよりになっていまして、その筆頭がバケットシート*1です。サイドサポート*2が非常に高いものを選んだので、筆者の太ももは決して太くない(本当です!)にも関らず、ステアリングとサイドサポートの隙間を抜けることが出来ません。
この状態でクルマから降りるには、シートを下げるしかありません。しかし毎回そうして降りることに辟易しており、我慢しかねて付けたのがこのパーツでした。
装着も簡単で、すぐに付け終わりました。そしていざ使ってみるとこれは大変よろしい。簡単かつ単純なのでさっとステアリングを跳ね上げ華麗に降りることが出来ます。しかもチルトアップするステアリングは見た目のインパクトも強く、格好良いじゃないですか。
加えて、これを付けると60ミリほどステアリングが近くなります。ほぼ全ての市販車は乗り降りを考慮してステアリングが遠くなっています。サーキットを走るのならば、よほど大柄な人でもない限りステアリングを近づける必要があります。筆者はこれ以前にスペーサーを噛ませてちょうど同じ60ミリ手前にステアリングを持ってきていたので忘れていましたが、現在ステアリングの位置を変えてない人には一石二鳥です。
このパーツは付けて問題になったことはありません。いいものだと思います。しかしクルマが速くなるわけでもないのに結構なお値段なのです。3万円ほどで購入しました。 効果は素晴らしいのですが、この価格を受け入れることができるかどうかが最大の問題です。
更に、純正ステアリングは対応していないためステアリング回りを全く変えていないという人は合計するとなかなかのお値段になります。参考までに、筆者はMOMOの320mm径のステアリングを使用しています。