チューニングとして最もお手ごろなマフラー交換。性能だけで見ればそれほど変化するものでもないのですが、力強いエンジン音はドライバーをその気にさせるために欠かせない要素です。 今回は以前装着していたTRDのハイレスポンスマフラーVer.Sを紹介します。
筆者のクルマは純粋なスポーツカーではありません。そのため、他のスポーツカーと比べて随分音が控えめです。純正は音が控えめなものですが、それを加味しても物足りませんでした。 そこでマフラーを交換しようと思い立ったわけですが、あまりにも大きな音が出ては恥ずかしいので、メーカー直系であるTRDのマフラーにしました。
パーツはエンドパイプ*1のみです。高回転側でカムが切り替わるところでグイと前に出るようになったのですが、これが無かったら体感できなかったでしょう。NAのエンジンでエンドパイプのみ交換では、やはりパワーアップは期待できません。またステンレス製で構造も純正に似ているので重量も1キロちょっと軽くなっただけです。
そのため最も大きな変化は音になるのですが、このTRDのマフラーはその音もそこまで変化がありません。アイドリングではよーく聞いて「変わったかな……」程度です。しかしその音量は控えめでも音質が良く、ペースを上げて走るとなかなか気持ちいいものでした。
重量があるのでサーキットや峠を走る人は他社のより軽量なタイプを選んだほうが良いと思います。筆者は既に別のマフラーに交換してしまいました。
しかし、住宅街でも問題ない音量とクセのない音質を備えているため、休日のドライブをもう少し楽しくしたいなんて人には最適です。しっかりとお金をかけて作られているため、耐久性や性能(といってもセリカの場合は性能を考慮する必要がありませんが)はしっかりしています。